ギャンブルだけじゃない?ラズベガスの結婚ビジネス事情 | WhyNot!?JAPAN

ギャンブルだけじゃない?ラズベガスの結婚ビジネス事情

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ラスベガスと聞けば、皆さんがすぐに思い浮かべるのはギャンブルでしょう。そのため、Sin Cityの異名を取るラスベガスですが、実はこの町がギャンブル以外でも有名なのをご存知でしょうか?アメリカにはまだまだ保守的な町も残る中、常にぶっ飛んだ町代表ラスベガスの結婚事情をご紹介します。

 

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出典:https://www.pexels.com/

 

ラスベガスは全米一の結婚ビジネスを誇る

カジノで賑わうギャンブルのメッカ、ラスベガス。ラスベガスが力を注いでいるのはギャンブルだけではありません。ラスベガスは『wedding capital of the world』と呼ばれており、その結婚ビジネスの規模は全米一どころか世界一を誇っています(結婚もギャンブルのようだという意見もありますが…)。毎年受理される結婚届は、10万組前後。その収益は莫大です。ラスベガスが結婚ビジネスで成功している理由はなんといっても、他州に比べると手続きが簡単なこと(とは言え、結婚届を1枚提出するだけで結婚出来る日本とは比べ物になりませんが…)。血液検査や一定の待機時間を求められる州もある中、ラスベガスでは『したいときにいつでも』結婚することが可能です。賛否はあるにせよ、勢いや思い付きでも結婚出来てしまうのです。

 

LA在住者はラスベガスを目指す?!

著者の友人の話です。アメリカ人の恋人と結婚することにした彼女。彼は一年前に離婚していました。最寄りの役所で結婚許可書の発行をしてもらうには、彼の離婚証明書が必要と言われました。そこで、結婚許可書の入手に身分証明書の提出以外に何も求められないラスベガスへ向かうことになったそうです。実は著者もラスベガスで結婚しました。著者が現在暮らしている郡の市役所では各種書類の用意に加え、役所内で式を執り行うためには予約が必要だったりとなにかと面倒でした。それで思い切って、ラスベガスへ高飛びしました。LAからはラスベガスに車で5時間ほどあれば行けることも手伝ってか、著者の周りではラスベガス婚した人が珍しくありません。

 

結婚許可書発行から結婚式までの流れ

アメリカで婚姻手続きを行うには、結婚許可書(Marriage License)が必要です。ラスベガスでの入手は至って簡単。まず、遠望台でも有名なストラスフィアタワーから車で約5分ほどの場所にある役所(Clark County Marriage Bureau)へ、結婚許可書の申請のために当事者2人で出向きます。必要なものは、身分証明書と申請料の$77のみ(以前は$14でしたが、不景気のあおりで値上がりしたそうです。一応、験担ぎのラッキーセブンにちなんで、$77にしたのだとか(※1))。混み具合にもよりますが、列に並んでから申請・発行までに10分ぐらいで済みます。ちなみにこの役所は、コンビニとまではいかないものの1年365日朝8時から深夜12時まで営業しています。結婚許可書を手にすれば、その後ラスベガスのどこでも結婚式を挙げることが出来ます。著者の場合は、後にハワイで式と披露宴を行うことが決まっていたので、結婚許可書を手に徒歩で役所の目と鼻の先にあるThe Office of Civil Marriageに立ち寄り、司式者の元で宣誓を行って民事婚を挙げました。

 

ラスベガスの民事婚での思わぬ落とし穴?!

宣誓時の服装はジーンズにTシャツとこれ以上にないぐらいカジュアルで、あっけないほど簡単な婚姻手続きでした。しかし、The Office of Civil Marriageでは、いかにもアメリカ的で忘れられないな出来事がありました。日本の市役所では結婚届を提出するさいに証人が必要ですが、アメリカも同様です。家族や友人に立ち合いをお願い出来ない場合は、費用を払えば役所の職員が証人になってくれることがあります。なのに、なぜかラスベガスの役所にはそのサービスがないのです。その事実を知らないカップルは決して少なくはありません。著者は留学時代のルームメイト2人が偶然ラスベガスに引越ししていたので、彼女たちに証人になってもらうようお願いしていました。ところが、ルームメイトたちは車の故障で急遽バスで来ることになり、約束の時間より到着が大幅に遅れることになったのです。The Office of Civil Marriageのリビーでルームメイトを待っていると、次から次へとカップルが建物の中に入って来ました。中にはオーストラリアから来たという年配のカップルの姿も。そこでほぼすべてのカップルが困ったのが、証人がいないことでした。

 

ノリと笑い抜きでは語れないラスベガス婚

そこで彼らが取った行動は、ちょっと日本では考えられないこと。まったく面識のない著者の旦那(当時は婚約者)に証人になるようお願いしたのでした。頼まれた彼は、「見ず知らずの自分で本当にいいの?」と恐縮していました。しかし、そこはアメリカ人。証人とは初対面にも関わらず、おめでたい雰囲気も手伝って、明るいノリで式が執り行われたのでした。著者がロビーで待っている間、中から和やかに談笑まで聞こえて来ました。結果的に、ルームメイトが到着する迄と、ルームメイト到着後も、著者の一行で合計10組ほどの証人になることに。著者も飛び切りスタイル抜群で超絶美人の中国人女性と男前なアメリカ人男性の証人になりました。こうして彼らの結婚証明書(Marriage Certificate)に著者の名前が証人として記載されることになったのでした。このカップルとはメアドの交換までして、しばらくの間交流がありました。この日The Office of Civil Marriageで起こったすべての出来事が、ザ・ラスベガス。ノリの良さと人懐っこさは、まさにアメリカならでは。今となっては大変良い思い出です。

 

コスプレ・エルビス・ドライブスルーなんでもあり

結婚式の聖地と呼ばれるだけあって、ラスベガスでの結婚式は多種多様です。Excaliburホテルでは、中世のコスプレで式を挙げることが出来ます。Hard Rock ホテルの向かえにあるのは、Hotter Than Hell Wedding Chapel。ここでは大御所人気ロックバンドKISSが経営するチャペルで、いかにもロックンロールな式が期待出来ます。オプションで KISSメンバーのそっくりさん(そっくりさんは、ラスベガスのお家芸ですね)や有名ロックミュージシャンに同席してもらえます。なんともふざけた感じはありますが、大のKISSファンなら夢のような結婚式なのかもしれません。また、ファストフードを購入するぐらいお手軽なドライブスルー婚も、ラスベガスらなではなのでしょう。

 

まとめ

なんでもありなラスベガス婚ですが、セレブも多くラスベガスで挙式を挙げています。エルビス・プレスリーやマイケル・ジョーダン、フランク・シナトラ、ジョン・ボン・ジョヴィなど。結婚式は神聖であるべきなのに、ラスベガスはおふざけが過ぎる!と思う方にはお勧め出来ません。しかし、まさに世界でひとつ(one of a kind)の挙式を挙げることが出来るのがラスベガスの醍醐味。アメリカ的な陽気なノリと笑いが大好きな人にはもってこいかも知れません。ちなみに、ラスベガスで発行された結婚証明書は、日本でもちゃんと有効であることをお伝えしておきます。今回はラスベガスでの特殊な結婚式をご紹介しましたが、また別の機会にアメリカの伝統的な結婚式もご紹介しますので、乞うご期待ください!

 

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参照文献:

(※1)Wedding Tourism in Las Vegas ‘is in trouble’
URL: http://www.reviewjournal.com/news/nevada-legislature/wedding-tourism-las-vegas-trouble



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この記事のライター

オリビア