【セントパトリックスデー】なぜ緑を身に着ける?起源や楽しみ方は? | WhyNot!?JAPAN

【セントパトリックスデー】なぜ緑を身に着ける?起源や楽しみ方は?

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3月17日は、セントパトリックスデーです。セントパトリックスデーは何の日か知っていますか?まさか、アイリッシュパブでビールを飲みまくって盛り上がる日だと勘違いしていませんか?今回は、世界中でも祝われ、日本でも年々知名度が高くなってきているセントパトリックスデーについてご紹介します。

 

セントパトリックって誰?本場アイルランドでの祝い方は?

セントパトリックは、アイルランドにキリスト教を広めた聖人です。彼の命日である3月17日をカトリックの祭日とし、1903年よりアイルランドの正式な祝日となりました。流石本場とあって、アイルランドの首都ダブリンではセントパトリックスデー・フェスティバルが5日間に渡って開催されます。フェスティバルでは盛大なパレードやケルト音楽のライブなど様々なイベントを楽しみます。アイルランド政府の全面的なバックアップを得た国を挙げてのフェスティバルには、毎年100万人以上が訪れます。

 

Thousands of people lined Fifth Street in St. Paul for the annual St. Patrick's Day parade,  Saturday, March 17, 2012.   (Pioneer Press: Chris Polydoroff)

出典:http://www.twincities.com/

セントパトリックスデーといえば、緑

著者が暮らすアメリカでは、バレンタインデーが終わると町中のカラーが赤とピンクから、緑へと変わります。セントパトリックスデーには、何か緑の物を身に着けるのがお約束。幼稚園や小学校では、先生が子供たちに当日緑の物を身に着けて登校するように指示します。大人でも緑の物を付けて出社する人もいます。統計によると、82.1%のアメリカ人が緑の何かを身に着けるのだとか(※1)。セントパトリックスデーが『緑の日』とも呼ばれるのは、そのせいです。では、なぜ緑なのでしょうか?

 

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出典:http://www.inj.or.jp/en/news/ireland-festival-japan

 

セントパトリックスデーの象徴・妖精レプリカン

セントパトリックスデーに緑の物を身に着けていない場合、相手をつねっても構わないことになっています。実はその答えは、アイルランド民謡に登場するレプリカン(Leprechaun)という妖精にあるようです。緑の服を着て赤い髭を生やした小さいおじさんのレプリカンは動きが素早く、なかなか見つけたり捕まえることはできません。その理由から、虹の麓に金貨を隠し持っているレプリカンを捕まえた人には幸せが訪れるという言い伝えがあるのです。さて、このレプリカン、大変いたずら好きで人間をつねることも。ところが、緑を身に着けているとレプリカンからは見えないので、つねられずに済むのだとか。実際のところ、軽くつねり合うのは家族や親しい友人に留めるのが無難です。酔っ払いがたむろするバーで見知らぬ誰かをつねったら、喧嘩に発展しかねませんね。

 

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出典:http://www.sassycats.com/leprechauns.html

 

もうひとつの緑のシンボル・三つ葉のクローバー

セントパトリックスデーのもうひとつの緑のシンボルと言えば、三つ葉のクローバーです。三つ葉のクローバーはシャムロック(shamrock)と呼ばれ、アイルランドの国花でもあります。セントパトリックは民衆に三つ葉のクローバーを用いてキリスト教の教義である『三位一体(父と子と聖霊)』を説き、キリスト教の布教を行ったとされています。

 

アメリカでのセントパトリックスデーの祝い方

世界中で祝われているセントパトリックスデー。アイルランド系移民の子孫が多いアメリカでも、大規模に祝われます。その中でもアイルランド系アメリカ人が多いシカゴ、ボストン、フィラデルフィアなどの都市ではパレードが開催されます。ちなみに、アメリカ最大のセントパトリックスデーのパレードはニューヨークで行われます。パレードの他にも、シカゴ川やホワイトハウスの噴水が緑色に染められるのは、毎年恒例行事。

 

家庭では、アイルランドの伝統料理のコンビーフとキャベツ、そして黒ビールでお祝いするのが一般的です。この日のビール消費量は、元旦に次いで多いのだとか。そして、アメリカあるあるの緑色のバタークリームが塗られたケーキや、緑色のアイシングがされたクッキーを頂くツワモノも。我が家では、8分の1だけアイルランド人の血が入った旦那が料理担当です。本来なら牛の肩バラ肉を長時間煮込んで作るこの料理は、缶詰のコンビーフで代用も可能です。コーンビーフとキャベツの味ですが、塩気が高め。血圧などの生活習慣病が気になる人は食べ過ぎに注意したいところです。

 

おわりに

これでセントパトリックスデーが、単に黒ビールを飲みまくる日ではないことがお分かり頂けたかと思います。セントパトリックスデーを詳しく知ることで、より楽しむことができるのではないでしょうか?日本では1992年以来、東京の表参道でセントパトリックスデーのパレードが行われています。また、大阪でも難波・心斎橋でパレードが開催される予定です。パレードの後は、アイリッシュ・パブで黒ビールで乾杯…なかなかよさげな感じですね。セントパトリックスデーにイベント参加を考えている方は、レプリカンにつねられないよう、当日何か緑の物を身に着けるのをお忘れなく!

 

 

WhyNot!?セントパトリックスパーティーはこちら

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参考文献:

Wikipedia: Saint Patrick’s Day

URL: https://en.wikipedia.org/wiki/Saint_Patrick%27s_Day

Wikipedia: Saint Patrick’s Day in the United States

URL: https://en.wikipedia.org/wiki/Saint_Patrick%27s_Day_in_the_United_States

(※1)St. Patrick’s Day 2016 By The Numbers

URL: https://wallethub.com/blog/st-patricks-day-statistics/10960/

 



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この記事のライター

オリビア