英語能力を測るテストはTOEICだけじゃない!TOEFLやIELTS受験の勧め | WhyNot!?JAPAN

【日本企業の国際化】英語能力テストはTOEICだけじゃない!TOEFLやIELTSとは?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

blog_benner

実際に外国人と出会えるWhyNot!?国際交流パーティーに参加してみよう!

 

年々加速する国際化に対応すべく、英語を公用語にする一般企業が増えています。楽天やユニクロ、ソフトバンクなどがその例です。これらの企業では、社員に英語能力を測る手段としてTOEICのスコアを求めています。たとえば、ユニクロでは900点以上を獲得した社員には報酬を与えると発表しています。また、ユニクロでは本社社員と店長に700点以上を義務付けています。700点は海外勤務の最低基準なのだそう。そういえば、著者が以前勤務していた日本に本社を持つ企業でも、全社員にTOEIC受験をさて、優秀者を社内報で発表していましたっけ…。このように、一部の企業にとっては、今やTOEICのスコアは昇級・昇進・報酬・海外勤務の重要な判断基準なのです。著者が日本で働いていたころは、このような風潮がまだありませんでした。英語上級者や英語学習者にとってはモチベーションの向上につながるので、うらやましい限りです。

 

Close-up of business electronic and paper documents on the desk, office workers standing in the background

 

世界的に知名度が高くはないTOEIC

就職・転職に役立つばかりでなく、昇級・昇進にまで関係するとあって、今まで以上に注目されているTOEIC。しかし、TOEICは世界ではそんなに知られていないのです。著者がアメリカ人の友人や元同僚たちにTOEICの話をしたところ、ほぼ全員がTOEICを知りませんでした。「TOEFLの間違いではないの?」と訊いてきたアメリカ人が数名いました。唯一TOEICを知っていたのは、現在大学でESLを教えており、IELTSの試験官でもある友人ひとりのみ。彼曰く、「TOEICなんかアメリカでは誰も知らないし、役に立たない」そうです。

 

TOEICに関するトリビア

では、日本人がこぞって受験しているTOEICって一体何なの?…と、疑問に思って調べてみたところ、意外ないくつかの事実が明らかになりました。TOEICは、1970年代に北岡靖男という教育者がアメリカに本社を置くETS(Educational Testing Service)に、日本人に向いた英語能力を測るテストの開発を交渉したことから始まります。TOEICは日本発祥だったのです。1979年に開始したTOEICは、現在ではおよそ150カ国に受験者がいるといいます。しかし、驚くのはその受験者の内訳です。なんと、受験者の約8割が日本人だというのです!日本人の次に受験者が多いのは韓国人でした(※1)。つまり、受験者の大半は日韓で占められているということ。他国の人がTOEICを知らないのも頷けます。

 

留学や海外での就職を目指すなら

そんなわけで、日本人のTOEIC受験熱は世界のそれとかなり温度差があることが分かりました。これでは英語圏の国で履歴書にTOEICのスコアを記載しても、インタビュアーにはあなたの英語能力を伝えるのは期待できそうにありません。900点以上獲得しても、「凄い!」と評価してもらえるのは、日本国内だけ(と、恐らく韓国)なんて、ちょっとガッカリですね。そこで、将来留学や海外での就職を目指している人には、TOEICの代わりにTOEFLかIELTSの受験をお勧めします。

 

TOEFLって、どんなテスト?

TOEFLは『Test of English as a Foreign Language』の略。アメリカのETSが主催している、英語を母国語としない人ための英語でのコミュニケーション能力を測るテストです。TOEFLはアメリカをはじめ、カナダ、英国などの多くの教育機関では、入学志願者の英語能力を判定するためにTOEFLのスコアの提出を求めています。テストはリーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの4つの部門からなり、総合的に英語能力を判定されます。

 

IELTSって、どんなテスト?

次に、IELTS。『International English Language Testing System』の略で、こちらはケンブリッジ大学英語検定機構、ブリティッシュカウンシル、IDP Educationが共同運営している英語能力試験です。イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの教育機関ではTOEFLの代わりにIELTSのスコアを求めることが多く、近年ではアメリカの教育機関でもIELTSのスコアを採用するところが増加の傾向にあります。また、カナダなどでは移民の英語能力を測るためにも用いられています。アメリカでは看護師など一部の職業を希望する移民(英語のネイティブスピーカー含む)には、ISLTSの受験は必須です。こちらのテストも、読む・聞く・話す・書くの4つの能力を総合的に判定します。

 

蛇足ですが、前出のIELTSの試験官をしているアメリカ人の友人の話では、IELTSには机の並べ方やその間隔などにも細かく規定があり、試験官にも数年ごとに資格の再認定試験を求め、本部が抜き打ちで試験官の採点内容が規定容赦内かどうかを調べられるのだそう。試験官はネイティブスピーカーというだけではなれません。トレーニング後に難しい試験に合格した友人の同僚のほとんどは、英語(英語圏でいうところの、国文)や言語学の修士号以上の持ち主。日本ではまだあまり知られていないIELTSですが、それだけ何かと厳しい規定があるテストだけあって、英語能力判定試験としての評価・信頼性はかなり高いとのこと。

 

まとめ

TOEFLやIELTSは、TOEICに代わるお勧めの英語能力判定試験です。しかし、何を目的・目標にしているかで、どのテストを受験するべきかを選択するのが賢明です。日本での日本企業への就職・転職には、TOEICが依然有効・有利でしょう。留学や海外就職、海外移住を視野に入れているなら、TOEFLかIELTSを受験する方が、学習時間や受験費用を無駄に費やさずに済みます。TOEFLやIELTSは一回のテストで話す・書くも含めて総合的に英語能力を判断できる点が魅力です。なお、話す練習は単独でできませんので、ランゲージパートナーやマンツーマンのプライベートレッスンなどを上手く活用してください。

 

 

参考文献:

(※1)TOEIC no Turkey at 30

URL:  http://www.japantimes.co.jp/community/2009/08/11/issues/toeic-no-turkey-at-30/#.WK_XAI-cFy0

 



  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

この記事のライター

WhyNot!? 公式