外国人のボーイフレンドに、出来ちゃった結婚はアリか? | WhyNot!?JAPAN

外国人のボーイフレンドに、出来ちゃった結婚はアリか?

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今回は、女性にとってとても大切なお話です。外国人の彼と付き合っているけれど、彼に結婚の意思があるかどうかはっきり分からないので、賭けに出てみようと企んでいるあなた。どんな企みですかって?『もし妊娠したら結婚してくれるかも?』と、動かぬ証拠を彼に突き付けて、力技でできちゃった結婚(昨今では、授かり婚?)に持って行こうという企みです。はっきり言います。国際恋愛中に順序を間違うと、とても危険です。リスクが高いです。日本人と同じ感覚で考えていると、思わぬ厳しい状況に身を置いてしまう可能性があります。

 

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出典: https://www.pexels.com/

 

日本の出来ちゃった結婚の割合は?

統計によると、平成22年度の日本人のできちゃった結婚の割合は、全体の25%に上ります。(※1)4組に1組ができちゃった結婚とは、思った以上に多いですね!実際に、あなたの周りを見回してみても、結婚前に女性が妊娠した場合、結婚するカップルが多くないですか?なんだかんだ言って、日本人男性は彼女の妊娠に対して責任を取って結婚しているのに潔さ言うか、サムライ魂を感じます。彼女の妊娠を知って逃げた男性の話は滅多に耳にしません。それどころか、年々できちゃった結婚の割合は増加傾向にあるそうです。では、日本男児がそんな感じだから、きっと外国人男性もそうに違いないと思ってるあなた。甘いです。

 

英語で、できちゃった結婚って何て言う?

できちゃった結婚を英語で何と言うか知っていますか?『shotgun marriage』もしくは『shotgun wedding』と言います。ショットガンと付くのだから、スピード(結婚までの早さ)を意味しているのかと思いきや、語源はまったく違います。妊娠させられた娘の父親が相手の男にショットガンを突き付けて結婚を迫ったという由来があります。(※2)増加傾向がある日本とは正反対に、アメリカでは『shotgun marriage』は、もはや過去の産物とまではいかなくても、風前の灯火も同然です。

 

アメリカのできちゃった結婚の割合は?

2014年にUSA TODAYに掲載された、アメリカのできちゃった結婚の記事を見つけました。1)70年代にはできちゃった結婚した女性の割合が27%だったのに対し、2000年以降は7%に落ち込んだ。女性の妊娠について、他にも興味深い統計が出ています。2)未婚で妊娠し、その3年以内に結婚した女性の割合は、70年代が51%だったのに対し、2000年以降は25%に。3)未婚で妊娠した女性が出産までに同棲する割合は、70年代以降8%から今日では28%に増加したのに、出産までに結婚する女性の割合は29%から8%にまで減った。(※2)この数字から見ても、日本に比べるとアメリカではできちゃった結婚の割合が年々減少し、反対に未婚の状態で出産する女性の数が増加していることが一目瞭然です。

 

自分は7%に入って結婚できると楽観視してはいけない

できちゃった結婚率7%は、あなたにとって高い数字ですか?それとも低い数字ですか?100人に7人だと考えると、狭き門という印象は否めません。ですので、「自分は7%に入るに違いない」といった何も根拠のない自信は持たないほうが賢明です。どうにかなるかも?が、どうにもならないこともあるのです。7%に入った大多数の人が、妊娠発覚前からすでに結婚を意識していた可能性が高いです。なぜなら、アメリカ人は結婚に関してはとてもシビアな考えを持っている人が多いのです。だから、彼らにとって、『妊娠』イコール『結婚』ではないのです。

 

シングルマザーは珍しくない

著者が以前勤めていた会社でのお話しです。部署には著者を含めて10名おり、著者以外は全員アメリカ人でした。その内、未婚で子供なしが1名。子供がいる者が9名。既婚の子持ちが4名。離婚の子持ちが2名。未婚で子持ち(同棲含む)が3名いました。10名しかいない部署内でも、未婚で子供がいる同僚が3名もいるのです。会社全体となると、さらに割合は増えます。これが、アメリカ社会全体となるとどうなるでしょう?前出の統計もうなずけます。著者がいた部内は、まさにアメリカの縮図でした。

 

子供を持つより結婚するほうが重大な決断?

元同僚Rは3人の子持ちです。しかし、子供の母親(当時はガールフレンド)と結婚したのは、子供が生まれてから10年も経ってからのことでした。しかも、結婚を決意したとき、既に3人目が生まれてから3年経過していました。ガールフレンドの妊娠が発覚してすぐ結婚しなかった理由についてRは、「妊娠しても、だからと言って結婚するのはまた別の問題」と断言していました。そんなに結婚が彼にとって重要で、当時ガールフレンドだった奥さんと結婚する意志がなかったのなら、なんで先に子供を作ってしまったの?という印象を受けました。しかし、彼にとって責任がより重いのは、『ガールフレンドと子供を持つ<ガールフレンドと結婚する』という方程式でした。考えが古いと言われても、日本人の著者としては責任の重さを考えると『子供>結婚』なので、なんとも不思議な気がしました。このRは、ガールフレンドと結婚するまでに、同棲→子供→マイホーム購入→結婚とステップアップして行きました。ガールフレンドと共同名義で不動産を買った時点で、『もう十分にガールフレンドとの関係にコミットしてるし!』と突っ込みたくなりました。しかし、Rにとっては、子供を持つより、家を買うより、結婚はどうしても死守したい最後の砦だったようです。

 

子供がいても、妻がいるとは限らない

アメリカで暮らしていると、フレンドリーでお喋り好きなアメリカ人が多いと気付くでしょう。スーパーのレジ係の人、家に来た配管工や郵便配達人、コンサート会場で隣になった人など、いろいろな場面で初対面の人と世間話をすることがあります。子供の話題になったとき、相手が「僕のガールフレンドが…」とか「私の婚約者が…」と言うたびに、「ああ、ここは日本ではなくてアメリカだったなあ」としみじみ思います。子供がいるからって、必ずしも結婚している(していた)とは限りません。アメリカの家族の形は、複雑なのでした。そういった理由から、相手が自分の子供の話をし出したら耳をそばだてて、『妻や夫との間に子供がいるのか』または『ボーイフレンド・ガールフレンドや婚約者との間に子供がいるのか』を確認し、会話を続けるよう気をつけています。 

 

信じられないテレビ番組

アメリカに、『Maury Show』という視聴者参加型のテレビ番組があります。平日の午前中と午後に放送されているこの番組、日本ではありえないコーナーがあって、それがまた人気なのです。子供を連れた母親が登場し、「XXは子供の父親に間違いないのに認知しないので、DNA検査を行って証明して欲しい」とホストのMauryに依頼するのです。当事者の母親、子供、男性の全員が会場に登場し、検査結果まで全国ネットで放送されるのです。さらに驚くのは、DNA検査の結果、父親と信じていた男性が子供の父親ではないという事態が決して珍しくないことでしょう(よく、自信満々でテレビに出たなあ…鋼の心の持ち主に違いない…と、ある意味関心)。翌日からどの面さげてご近所さんと挨拶を交わしたり、会社に行ったりするのかはまったく謎ではありますが…。それにしても、アメリカっぽいテレビ番組です。なぜなら、それだけ未婚のまま出産して、子供の父親が認知しないという事例が珍しくないを意味しているからです。子供を認知しない男性との関係はすでに冷え切っているようですが、認知させる目的は別にあります。それは、養育費の獲得です。結婚しなくても全然問題はないけど、子供を育てるのにお金が必要だといったところなのでしょう。

 

『Maury Show』の番組内の話だけではない

著者の元同僚アメリカ人のCには、2人子供がいました。一人目の娘の父親は、Cが出産時に病院に姿を現さず、連絡も取れなかったそうです。後々、裁判で相手の男性を子供の父親と認知させ、月々の養育費を勝ち取りました。Cは、その10年後に二人目の娘を産みました。娘の父親は、婚約者です。婚約2年目にして妊娠・出産し、それから4年経過しましたが、彼女のステータスは婚約中のまま。一向に結婚する兆しはありません。とは言え、それなりに幸せに暮らしているようです。別の元同僚Gは、3児の父親です。3人の娘の母親は、2人の別の女性です。どちらの女性とも結婚をせずに、子供を儲けたそうです。2人目と3人目の子供の母親は同じ女性です。仮に2人目がアクシデントで出来たとしたら、3人目が出来ないよう細心の注意を払うはずです。ですが、Gは自らの意思で3人目を授かって、普通に認知し、子供の母親と共に子育てに勤しんでいます。傍から見ると、申し分なくとても良い父親っぷりです。Gは子供を認知するのには問題ないけど、結婚制度は信じておらず、未婚を貫くことに徹底しているのでした。こういった同僚の一連の出来事に、結婚とか婚約とか、子供を持つって一体何なんだろう?と考えさせられます。

 

ヨーロッパ諸国の事情

とある統計によると、ヨーロッパ諸国の多くでは女性の半数近く、もしくは半数以上が未婚の状態で出産しているとか。2012年のとある調査では、アイスランド、エストニア、ブルガリア、ノルウェー、スウェーデン、フランスなどでは、婚外子の割合は50%を超えています。(※3)フランスでは、事実婚のカップルにも結婚しているカップルと変わらない社会保障や税控除が受けられます。子供を持って健全に育てるために、必ずしも結婚が必要でなくなったことや、時代と共に、ヨーロッパ諸国の人々の『結婚』についての価値観が変化したことが、婚外子の割合が年々増えている背景にあるようです。ヨーロッパ諸国もアメリカも、シングルマザーや事実婚カップルという家族の形が社会に受け入れられてきている結果とも言えます。また、これらの国々では、女性の社会進出や自立の割合が、日本に比べると高いことも挙げられます。

 

日本人にだって容赦ない

こんな調子ですから、日本人女性にだって容赦はありません。まず、Sさん。特に定職に就かず、バイトをとっかえひっかえしているアメリカ人男性の子供を身籠りました。彼が結婚して永住権のスポンサーになってくれることもなかったので、散々悩んだ挙句、シングルマザーとして実家で子供を育てる覚悟をして日本へ帰国しました。次に、Tさん。当時デートしていたアメリカ人男性に妊娠の可能性を告げると、「I will be there for you. 」と言われたそうです。もうお分かりのように、ここで言う「I will be there for you.」は、『責任を取ってTさんと結婚して一緒に子供を育てる』ではありません。『君が子供を産みたければ産んでいいし、子供が生まれたら子供の父親としてサポートするけど、Tさんとは結婚しない』を意味しているのです。最後に、日本在住のKさん。3ヶ月後にオーストラリアに移住予定のイギリス男性と、期間限定と割り切ってお付き合いしていました。彼が日本を去った後、妊娠発覚。彼に連絡を取って妊娠を告げましたが、子供が生まれてからも一度も彼女を訪ねることはありませんでした。幸いKさんの実家が裕福で両親から十分なサポートを受けられ、彼女自身が資格が必要な立派な職業に就いていました。加えて、年齢的にもう次はないかも知れないと思ったことから、Kさんはシングルマザーとして子供を産むことを決心したそうです。

 

妊娠を結婚の駆け引きに利用しない

この3名に共通している点は、ボーイフレンドとの付き合いが、半年にも満たなかったことで、「I love you.」や「I am in love with you.」 のような状態からは程遠かったわけです。もちろん、お付き合いの期間が長いからといって、お互いが結婚を前提に付き合うぐらいに真剣かとか、愛し合っているとは限らないので注意が必要です。男性が結婚を考えられないときに、ガールフレンドの妊娠発覚となっても、多くの日本人男性のように、「責任を取って結婚しよう」とか「いい機会だから結婚しよう」または、「子供のために結婚しよう」となる欧米人男性は少ないようです。ですから、外国人のボーイフレンドの愛情を試すために、一か八かで『妊娠して結婚に持ち込もうとする』のはお勧め出来ません。結婚に至らなかった場合、結局のところ苦しむのは女性です。現在の日本で婚外子としてハーフの子供を育てるのは、まだまだ色眼鏡で見られたり、風当たりがきついでしょう。外国で実家の助けなしにシングルマザーとして子供を育てるのは、想像以上に大変です。中には予定外の妊娠でも、雨降って地固まることもあるかも知れません。しかし、愛する人と結婚して子供を持つことを望む人は、順番を守るほうが賢明です。そうすることで、自分の将来と身を守ることにもつながるのは確かです。人生を賭けた妊娠は、代償が大きすぎる結果にもなりかねません。

 

参考文献:

(※1)厚生労働省(出生動向の多面的分析) 

URL: http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/syussyo06/syussyo2.html#02

(※2)USA TODAY ( Shotgun weddings becoming relics of another time )

URL: http://ejje.weblio.jp/content/shotgun+marriage

(※3)キャリコネニュース(欧米で急上昇する「婚外子」の割合 出産はもはや「結婚した女性の特権」ではない?

URL: https://news.careerconnection.jp/?p=4785

 

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この記事のライター

オリビア