【避けたいNGな仮装まとめ】何でもOKではないコスチュームの選び方 | WhyNot!?JAPAN

【避けたいNGな仮装まとめ】ハロウィンコスチュームの選び方

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みなさん、ハロウィンのコスチュームは決まりましたか?何でもありに思われがちなハロウィン。しかし、ハロウィンの本場であり、また多民族国家のアメリカでは、『誰かの気分を害するようなコスチューム』は避けるべきだと注意喚起されています。たとえ悪気がなかったとしても、悪趣味なものは避けたいものです。

日本においても、大勢の外国人が参加するWhyNot!?JAPANのような国際交流ハロウィンパーティーに参加する方も必見です!
そこで今回は、周りから白い目で見られないためのコスチューム選びのポイントをご紹介します。

 

1. コスチュームが宗教的な意味合いがあるか?

昨年、あるアメリカの大学がハロウィンに先駆けて学生あてにポスターを作製しました。ポスターには、『Halloween checklist: Is your costume offensive?(ハロウィン・チェックリスト:あなたのコスチュームは誰かの気分を害しませんか?)』とあります(※1)。

ここで例として取り上げられているもののひとつが、ネイティブ・アメリカン(アメリカ先住民)のヘッドドレス(もしくは、ウォーボネット)。日本でも芸能人などがウォーボネットを被った写真を目にしたことがある人もいるのではないでしょうか。アメリカではネイティブ・アメリカンの中にはこれを見て良い気がしない人たちが多数いることを知っておく必要があります。ヘッドドレスには宗教的・儀式的な意味合いがあり、神聖なものとみなされているためです。特に、ネイティブ・アメリカンを迫害する側にあった白人が、まるでアクセサリーのようにヘッドドレスを着用することは、歴史的背景を考慮してもかなり好ましくないととらえる人も。ヘッドドレスを意味も理解せずに被ってふざけることは、彼らの文化に対する冒涜以外の何物でもありません。

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出典:http://store.ponparemall.com/

 

2. 人種は『コスチューム』か?

90年代半ば、ディズニー映画の『ポカホンタス』が上映されました。その後、映画の影響を受け、ポカホンタス(又は、ネイティブ・アメリカン)のコスチュームを着用する人が続出しました。しかし、これが後に大きな論争を巻き起こしたのです。大学のポスターで生徒に注意を呼び掛けている項目のひとつに、『誰かの人種をコスチュームにするべきではない』とあります。ネイティブ・アメリカンは人(人種)であって、誰かが仮装する『コスチューム』ではないということなのです。大袈裟だと感じる方もいるでしょう。しかし、アメリカではちょっとした軽率な行動や思慮に欠ける行動が、思わぬ命取りになることも。昨年、名門イェール大学でハロウィンにネイティブ・アメリカンのコスチュームを着用した職員が辞職に追い込まれています(※2)。このような世論を無視できないとして、近年ではネイティブ・アメリカンのコスチュームを販売しない小売店も出てきています(※3)。 

 

今年11月に、ディズニー映画『モアナと伝説の海』が公開を控えているアメリカ。それに合わせて、全身に入れ墨の入ったボディースーツのようなハロウィン用コスチュームが販売されています。やはりこのコスチュームもポリネシア人及び、その文化を侮辱するととらえる人たちがいるようです(※4)他に、芸者(着物風コスチューム)やメキシコ人のポンチョなどを問題視する人もいます。その人種(国民)でなければ、ハロウィンのコスチュームとしての民族衣装を軽い気持ちで着用することは避けた方が賢明なようです。しかし、人種はコスチュームには不向きですが、物に関しては問題はないみたいです。つまり、タコスや寿司のコスチュームは着ることができでも、芸者やメキシコ人のカラフルなポンチョはNGということ(この違いをお分かり頂けますでしょうか?)。

 

同様に、黒人の誰かに仮装するために、(特に白人が)顔などを黒く塗ることもアメリカでは全く好意的にとらえられないので注意が必要です。著者が大学時代に留学していたときの話です。ハロウィン当日、マイケル・ジャクソン風の仮装をした白人のフランス人留学生がいました。著者が在籍していた大学はアメリカ南部にある歴史ある私学で、大多数の生徒が白人でした。黒人は20名ほど、アジア人は10人もいないような環境でした。南部ということで保守的、かつ閉鎖的な一面が残っていた上に南北戦争があった土地という歴史的背景も手伝って、そのフランス人留学生の仮装は黒人の学生たちの気分を損ね、ブーイングを受けたのです。もちろん、彼は黒人学生の気分を害する気など毛頭ありませんでした。

 

3. 誰かのセクシュアリティーをコスチュームにしない

LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー)の人たちを皮肉ったり、面白おかしく『コスチューム』にしないことです。誰かのセクシュアリティーはコスチュームではありません。アメリカにケイトリン・ジェンナーというテレビタレントがいます。この女性は以前男性で、オリンピックでメダルを獲得したこともある陸上選手でした。長年性同一性障害に悩んだ彼は、昨年60代で女性になることを決意。しかし、そのことをからかうかのようにケイトリン・ジェンナーのコスチュームが販売されました。トランスジェンダーのコミュニティーを中心に、「大変不快である」として大論争を巻き起こしました(※5)。男性が純粋に女装を楽しむのなら問題はありません。しかし、明らかにドラァグ・クイーン(女装趣味のある男性)やトランスジェンダーを茶化すような差別的な仮装は止めておくのが賢明です。

 

4. 冗談では済まされない歴史的事実や事件に関する仮装は避ける

こんな不謹慎な人はいないと信じたいところですが、歴史的な大虐殺、病気・疫病(エボラやジカ熱など)、テロ関係、殺人事件や事故などに関係する仮装はタブーであることはいうまでもありません。この点で大きな失敗を犯してしまったもっとも有名な人物は、イギリスのヘンリー王子でしょう。ハロウィンではないものの、2005年に開催されたある仮装パーティーで、王子はこともあろうかかつての敵国ナチス・ドイツの制服を着て出席。この姿がタブロイド紙にすっぱ抜かれ、各方面から王子は非難される羽目になりました。ヘンリー王子が一体何を考えてこの仮装をしたのか理解に苦しみますが、立場的にも軽率すぎますよね。誰かが犠牲になっている、または、悲しむ家族や友人がいる出来事に関係するようなコスチュームは避けましょう!

 

おわりに

アメリカにハロウィンでもドレスコードがあるのは、まず、人種やバックグラウンドが多様なこと、次に、残念ながらそれに関して差別や偏見が根強くあることが理由です。日本はアメリカではのような多民族国家ではありません。しかし、ハロウィン・パーティーはさまざまな人種・国籍・バックグラウンドを持つ外国人も多数参加するイベントです。折角の楽しいイベントなのに、自分の配慮に欠けるコスチュームのせいで誰かの気持ちを傷付けたり、怒らせてしまったり、気まずくなってしまうのは大変残念です。真の国際人を目指すなら、このような繊細な問題にも配慮できるようになりたいものですね。自分が着て楽しいと感じるコスチュームを着用することは、もちろん大切です。しかし同時に、誰が見ても楽しいと感じるコスチュームを選ぶことも忘れないようにしたいものですね。

 

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参考文献:

(※1)How to avoid offensive Halloween costumes
URL: http://www.attn.com/stories/3656/how-to-avoid-offensive-halloween-costumes

(※2)Costume controversy
URL: http://www.trurodaily.com/News/Local/2015-10-23/article-4320188/Costume-controversy/1

(※3)Yale teacher resigns over Halloween costume controversy
URL: http://www.cbsnews.com/news/yale-teacher-resigns-over-halloween-costume-controversy/

(※4)Moana Halloween costume controversy
URL: http://mashable.com/2016/09/19/moana-halloween-costume-controversy/#QO7aP.rRxGqy

(※5)Caitlyn Jenner Halloween Costume Sparks Internet Outrage Disgraceful Transphobic
URL: http://www.thewrap.com/caitlyn-jenner-halloween-costume-sparks-internet-outrage-disgraceful-transphobic/



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この記事のライター

オリビア