【国際結婚】婚前契約のプリナップ(プレナップ)って知ってる? | WhyNot!?JAPAN

【国際結婚】婚前契約のプリナップ(プレナップ)って知ってる?

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前回書いた記事『日本は離婚が世界一簡単な国!?では、国際結婚の離婚とは?』の続編です。

 

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出典:https://www.pexels.com/

 

お金持ちの結婚にプリナップ (プレナップ) は常識?

なんとブランジェリーナ夫妻の共同財産は、約400億円に上るそうです(※2)。二人が所有する不動産の数は12…!その内、7つはブラッドが、2つがアンジーが結婚前に購入したのだそう。残り3つは結婚後にふたりの名義で購入したことが分かっています。こんなに莫大な財産があったら、さぞかし資産分与の際に揉めそうだと思いませんか?ところが、世の大金持ちにとって結婚前にプリナップ(prenuptial agreement)を交わすことは常識となっています。プリナップとは婚前契約のこと。『XX年以上婚姻が継続したら、XXドルの財産分与』といった具合にふたりの合意の上、条件を取り決められます。

プリナップは財産に関してだけでなく、結婚生活における諸々の取り決めも可能です。以前、俳優のベン・アフレックと歌手のジェニファー・ロペスが交わしたプリナップには、『週に4回セックスすること』が盛り込まれていたことで話題になりました(※3)(その後、結婚前にふたりは破局)。セレブや大金持ちの多くが、プリナップは死活問題。理由はもちろん、もしも離婚となったときに、お金に関する揉め事が少なくなるからです。プリナップを交わすなんて、真の愛じゃない!と思われるかもしれません。しかし、財産がある人ほど結婚にはシビアな場合が多いのも事実。ちなみに、結婚前に購入した不動産(や、その他の持ち物)は財産分与に該当しません。したがって、ふたりが話し合う必要のある不動産は結婚後に購入したとされる3つのみとなるわけです。プリナップは財産を持つ人にとっては、トラブル回避のための大変優れた制度といえます。

 

養育費はうやむやに出来ない

基本的に、子供が成人とみなされる18歳までは養育費を払う義務があります。必ずしも父親が母親に養育費を払うわけではありません。もし、子供が父親と生活する場合は、母親が養育費を支払う義務があることも。養育費は収入によって決定されます。収入の増減によって、裁判所を通じて変更を申し出ることも可能です。最近では、俳優のチャーリー・シーンが子供への養育費を約970万円滞納していることから、月々約560万円から半額へ減額したいと裁判所へ申請したことが話題になりました(※1)。庶民からすると桁が違いすぎて、ただただ驚きですね…。アンジーがブラットに養育費を求めていない理由には、アンジー自身に資産があり、自らかなりのお金を稼いでいるからかもしれませんね。

養育費について著者が知っているのは、4人の女性とそれぞれ子供を持ったあるアメリカ人男性の話です。元妻たちは全員アジア系移民だったため、カリフォルニア州の法律に疎かったそうです。そのため、この男性はどの女性にも子供の養育費を支払っていませんでした。ところがひとりの元妻が誰かから入れ知恵で、元夫に養育費を請求出来ることを知りました。そのことがきっかけで、他の3人の元妻と連絡を取り、結託して弁護士を雇って養育費を求めることになったのです。結果、裁判官の決定により彼の給料から養育費が毎月天引きされることに。彼の手元に残る給料は、スズメの涙ほどだったとか。アメリカは日本のように、最初は支払われていた養育費がいつの間にかうやむやに…ということは、まずありません。給料天引きだけでなく給料差し押さえ、悪質な場合は逮捕されて服役することも。

 

DVが認められた場合は、家から強制退去させられる?

先日、ハリウッドのブランジェリーナ夫妻の自宅に、引っ越し会社のトラックが出入りするのが目撃されたそうです。まだ離婚が成立していない段階で、どうやらブラッドが自ら家を出たと報じられています。この点について、「離婚が成立するまで家を出る必要がなかったのに…」という意見が上がっています。たとえば、俳優のベン・アフレックはジェニファー・ガードナーと離婚が成立するまで、ともに過ごした家からは出なかったのだとか(※4)。ブラッドには子供の虐待疑惑がありますが、本人が身の潔白に自信を持っているのであれば、引っ越しする必要はなかったのです。

 

アメリカでは警察がDVを深刻にとらえていて、通報があればすぐに動きます。DVを行った者は基本的に自宅から強制的に退去させられます。その例が、著者の知人女性に実際起こった出来事。酒気帯びの彼女の元夫が、彼女に暴力を振るいました。高校生の息子が止めに入り、命からがら家から逃げ出した彼女は近くの実家へ避難。彼女の両親が警察へ通報した結果、警察官が夫を連行し、釈放後、彼は自宅から出るように通告されたそうです。ちなみに、DVがらみの自宅強制退去は夫婦間だけにとどまりません。著者が身近で聞いた話です。ある男性が居候させていた姉と喧嘩になり、彼女が原因で警察を呼びました。結果、彼は自分名義の家を出るように言われ、後にホームレス同然になったそうです。

 

まとめ

最新のニュースでは、ブラットの薬物検査の結果が白であったことと、ブラッドが子供たちに会うにはセラピストの同行が必要であることが明らかになりました(※5)。始まったばかりの離婚手続きですが、複雑な問題がからんでいるため離婚成立にはまだまだ時間がかかりそうですね。アメリカでの離婚は子供がいる場合や、多くの共有財産があるのにプリナップを交わしていない場合、長期戦を覚悟しなければならないといわれています(子供も財産もない場合は、簡単です。とはいえ、日本のように即日離婚は不可能ですが)。ときには離婚のファイナライズに5年かかることも珍しくありません。その間、弁護士に支払う多額な費用が必要となり、話し合いのストレスで精神的にも参ってしまうのだそう。これが、『アメリカの離婚は骨が折れる』といわれる所以です。誰しも結婚を決意するときに離婚を想定するわけではありません。しかし、備えあれば憂いなし。国際結婚して海外に暮らすのであれば、自分の身や権利を守るために、万が一に備えておくのが賢明ですね。

 

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参考文献:

California Divorce Law
https://www.hg.org/divorce-law-california.html

(※1)Charlie Sheen Slashes Child Support Payments in Half
http://pagesix.com/2016/08/29/charlie-sheen-slashes-child-support-payments-in-half/

(※2)How Will Brad Pitt and Angelina Jolie Divide Their 400 Million Fortune?
http://www.foxnews.com/entertainment/2016/09/21/how-will-brad-pitt-and-angelina-jolie-divide-their-400-million-fortune.html

(※3)Booty-litigious
http://www.metrotimes.com/detroit/booty-litigious/Content?oid=2175150

(※4)Brad Pitt & Angelina Divorce: He Should Not Move Out If He Does Not Want To Lose Kids
http://hollywoodlife.com/2016/09/21/brad-pitt-moving-out-angelina-jolie-divorce-custody-doesnt-want-to-lose-kids/

(※5)Temporary Custody Deal Struck Drug Testing, Therapy
http://www.tmz.com/2016/09/30/brad-and-angelina-divorce-settlement-custody-drug-testing/



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この記事のライター

オリビア